入居者/関係団体

入居者/関係団体 TENANT

反貧困ネットワーク

反貧困ネットワーク

誰ひとりとして取り残さない!日本人でも、ナニジンでも、ここ(日本)に生きている人として、貧困状態に置かないことを目指す

反貧困ネットワークとは、貧困問題に取り組む多様な市民団体、労働組合、法律家、学者、諸個人が集まり、2007年10月1日に結成した団体です。

リーマンショック以降の日本に広がる貧困問題を可視化し、社会的・政治的に解決することに尽力。
「年越し派遣村」などのさまざまな提言活動を通じて、日本社会の貧困問題に一石を投じてきました。

「人間らしい生活と労働の保障」を実現するために活動しています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの人々が困窮状態に陥り、長期化が懸念されたことから、2020年3月24日参加する42団体とともに「反貧困緊急ささえあい基金」を設立。
基金を共同利用しながら「駆けつけ支援」をおこない、仕事や住まいを失った人々や、日常生活が困難に陥った人々、日本国籍を持たない人々のいのちをつないできました。

事業内容

  • 駆け付け支援(アウトリーチ)事業

    ホームページに相談フォームを設け、現在地、所持金、携帯電話の有無、生活保護を受けたいか、支援して欲しいことは何かなどを書き込んでもらう形でSOSを受け付けています。

    別に反貧困ネットワークの事務所に繋がる電話での相談も受け付け、事務所面談を続けています。

  • シェルター(応急住居提供)事業

    反貧困ネットワークでは、都内4か所に26室、千葉県内1か所に3室、神奈川県内3か所に5室のシェルターを確保し、居宅のない相談者の応急住居として提供しています。

    居所がない相談者が生活保護を申請した場合、「無料低額宿泊所」など施設への入所を強要されるケースが増えています。
    精神疾患など課題を抱えている、犬猫などペットと暮らす、家族の分断や虐待などの理由で直ちにアパートに入居することが困難な方を受け入れています。
    さらに、仮放免状態などで就労ができず、お金が尽きて路上に出ざるをえなくなった外国人の方も受け入れています。

  • 外国人支援事業

    現在日本では、在留資格がない、あるいは短期のため、住民基本台帳に載らないことから、公的支援の対象外とされた外国人の方が働くことも許されず、医療を受ける事も容易ではない環境に置かれています。
    この状況を見過ごすことは出来ないため、反貧困ネットワークでは、在留資格の有無にかかわらず、生活支援及び居住支援、入管同行、福祉事務所の同行、弁護士を交えた相談、医療支援など、日本に住む外国人を支えています。

  • 「仮放免高校生奨学金プロジェクト」

    2023年1月から「仮放免高校生奨学金プロジェクト」がスタートしました。2024年6月時点で、33名の高校生(仮放免27名、在留資格をもらえた高校生6名)を30名の大学生や大学院生のチューターが伴走をしています。

    さらに、7名が高校を卒業し、うち6名が大学や専門学校への進学を果たしました。 このプロジェクトは、仮放免の親は就労が禁止されている上に、仮放免の高校生は高校無償化制度からも排除されているため学費が払えないという相談が寄せられたことで開始しました。
    月額1万円の奨学金をチューターが高校生に届けるとともに、進学や生活についての相談を聞き、専門学校の説明会に同行したり、日本語や作文の指導をしたりしています。

  • 居場所交流事業「おとなりカフェ」

    反貧困ネットワークが事務所を構える東京DEWの1階にはシェアキッチンがあります。
    毎週水曜は12時からそのキッチンとカフェスペースを利用し、「おとなりカフェ」を開店しています。

    そこで難民たちがご飯をつくって出す。
    「将来的にはキッチンカーで多国籍弁当が出せたらいいよね!」そんな案からはじまったのが、となりで生きる人(難民、移民、仮放免者)たちがランチをつくる週1回のチャリティ・カフェ、通称「おとなりカフェ」です。

    2023年10月の最終週に開始し、毎週水曜日の12時からスリランカ、西アフリカ、ミャンマー、中央アフリカなど様々なルーツのメンバーがお昼ごはんをつくり、「難民、移民の人たちが、社会と関わり、やりたいことをするきっかけをつくる」「彼らと知り合い、チャリティ形式で彼らの生活を支援する」空間を実現しています。

  • 居場所交流事業「Champora」

    毎週水曜14時からは東京DEWの1階で居場所プロジェクト「Champora」を運営しています。
    日頃から関わっている反貧困ネットワークの利用者が集まる場となります。

    支援する/されるの関係性ではなく「ごちゃまぜになる」をモットーに、遊んだり、好きなことに時間を使いながらゆるくつながる空間となっています。
    支援する人、支援される人の関係性をぶち壊して「ごちゃ混ぜになって共に楽しむ」そんな空間、時間の共有、ゆるくていいから「つながりつづけること」。
    毎週水曜日14時~17時で開催(休みの場合もあります)みなさまもぜひ、お気軽にお立ち寄りください。

特徴

  • 命をつなぐ取り組み

    命をつなぐ取り組み

    連日のように届く「所持金が数百円しかない」、「仕事を解雇され路上生活になった」、「何日も食べていない」、「このままでは死にたくなくても死んでしまう」などの悲痛なメール。
    それに対して私たちは相談者の待つ現地へ向かって命をつなぐ取り組みを行っています。

  • どの国籍の人でも見過ごさない

    どの国籍の人でも見過ごさない

    在留資格に関わらず、日本人でもどの国籍の人でも、ここに生きている人として貧困状態に置かないことを目指しています。
    公的支援の対象外とされた外国人の方は、働くことも許されず医療を受けることもできない環境に置かれています。
    私たちはこの状況を見過ごすことはしません。

連絡先

所在地
169-0051 東京都新宿区西早稲田2-4-7 東京DEW
電話番号
090-7835-4477
メールアドレス
info@hanhinkonnetwork.org
ウェブサイト
https://hanhinkonnetwork.org/